車屋を倒産させないポイント
2022.05.13
車屋を倒産させず長続きする会社にするポイントですね
経済産業省の統計によると
起業から1年後の生存率が72%
つまり10人中3人は1年以内に廃業しているわけですね
3年後だと50%、5年後だと40%
となってきて10年後の生存率となると26%しか
ないわけですよ
つまりは10年後生き残るのが4人に1人しかいないわけですね
商売というのはこうやってみるとかなり厳しい世界なわけです
これはあくまでも統計的に生き残ってる数字であって
利益が出ている、出ていないというのは入って
いないのでこの中で利益が継続的に出ていると
言うことになるともっと少ないということになるでしょうね
僕の所はお陰様で先日27期目の決算を組みましたが
本当にありがたいことだと思います。
色々な事がありましたが1期目の半年での変則決算以外は
ずっと黒字を組めてきたのは本当に感謝以外ないです。
創業以来、比較的順調だったものですから今まで倒産とか廃業とか
考えたことなかったのですがちょっと前に知っている比較的近所の
車屋が自己破産したらしいんですね。なんかちょっとヤバそうな
人だったんで付き合いはしてなかったですけど一時はかなり
羽振りよさそうだったんでそれで改めて考えてみたんです。
業種業態を問わずどういう会社が倒産や廃業していくんだろう?
何か共通項みたいなものはあるんだろうか?
こんなこと漠然とですけど考えてみたんですね。
まず集研の会員さんに関して考えてみると結構長いこと
ご商売続けてられる方多いわけですけど、基本的にいい人が多いですよね
いい人って漠然としてますけど「こすっからくない」というか
いい人ですよね。こすっからくないというのは方言?ほかに表現の
方法がないんですよ。汚いことをしないとかそんな感じの意味ですね
人柄がいいというか、裏表がないというかそんなイメージですね
それに基本的に親切ですよね。お客さんに取ってどうなの?ってことを
ずっと考えるというか。会員さんで関西方面の方がいらっしゃるのですが
納車の時、車の取説にある工夫をされているわけですよ。こんなこと
僕も全く思いつかなかったですけど、やはり根が親切な人だから
思いついたんでしょうね。
前に会報でも報告してあるんで実践してない会員さんは実践して下さいよ
こういったちょっとした違いが1~2年継続したら大きな差別化に
繋がってくるわけですから、簡単に〇〇するだけで大儲けなんて
ないわけですから、面倒でも継続に勝るものはないですよ
あと考えてみると短期的な利益追求に走らないという事でしょうか
うまく言いくるめて一般的な利益水準以上の利益追求はしないと
言ったらいいでしょうか
ちょっと説明するとお客さんって買った後にあの店で買ってよかったのか?
ってバイヤーズリモースって言うんですけどそういう感情が起きるんですね
僕たちでもそうじゃないですか。例えば冷蔵庫が壊れて電器屋で冷蔵庫を
買いますよね。翌週電器屋のチラシが入ってきたら自分が買った値段より
安売りしてないだろうな?ってチラシ見ますよね。
これがバイヤーズリモースっていう感情なんですよ。
倒産や廃業していくお店ってこういう感情があることがわかってなくて
とにかく今儲かればいいみたいなことやってるような気がしますね
でも長続きしているお店ってこういう事はやってないですよね
いい事例があるんですけど友達が安くていい居酒屋があるって言って
何回か一緒に行ったんですよ。確かに安いし、味もまあまあだったんですけど
ある日、勘定終わって店出てから、えらい高い気がするけどそんなに食ったか?
って友達が僕に言うんですよ。だけど居酒屋でいちいち計算なんてしないじゃ
ないですか。まあそんなもんかってなったんですけどそんな事が2~3回あって
友達が頼んだものを全部、スマホで計算してったんですよ。そうしたら勘定が
2,000円くらい違ってたんですね。たぶん経営が厳しかったんだと思いますけど
その後、その店閉店しましたね。わずか2000円とはいえ、客って感覚的に
わかるんですよね。中古車って定価がないですけどこの感覚的っていうのは
結構怖いですよね。
あと会員さんを思い浮かべて思いつくのは人のせいにしない人おおいですね
それに付随して妬みみたいな感情があまりないというか、儲かっている会社が
あったらそれ以上に努力してもっとよくしようと思う方が多いというか。
そりゃそうですよね。儲かっている人を妬んでも自分の会社がよくなるわけでは
ないですからね。自分の会社良くしようと思ったら自分の会社を変えるしか
ないわけですから考えてみたら当たり前ですよね
倒産とか廃業とかに関して考えたことなかったですけど考えてみると
長続きしている会社の共通項ってこのあたりが思い浮かびますね。
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