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車屋の信用の作り方

2018.11.23

車屋の信用の作り方
まあどんな業種業態であっても
信用がないところからモノは買わないと
いうのは当たり前ですね

信用というのは積み上げるのは
何年もかかりますけど壊すのは一瞬で
出来てしまうから怖いですね。

このメルマガ読んでいる読者の方も
経験あると思いますけどお客さんの中には
修復歴あっても安ければいいよと
言う人もいるじゃないですか

で、車屋側も中には修復歴ありと
きちんと説明してあれば問題ないんじゃない?
と言う人もいます。だけどこれがクセ者なんですよ。

今任意保険の加入率はおおむね74%くらいなんですよ
でそのうち車両保険に入っている率は61%なんですね
この数字から読み取れるのはまあ40%程度はとりあえず
とにかく安くと言って直す

残りは保険修理ですけどアジャスターが介入
こういったことから普通に考えると修復歴車を
売った場合、結構高い確率で何か問題が起きる
可能性は高いわけですよ。僕が言うまでもないですね
みなさんプロなんでよくご存知かと思います。

問題はここからなんですね。
修復歴をきちんと説明してあるんだから問題ないと
考えるのは車屋の考え方

お客さんから見たら実際に問題が起きたら
そーっと離れていくんですよ

安ければいいよ、文句言わないよという人ほど
よくないというのはみなさん知ってのとおりですよね

つまり修復歴があると言われていたからなにも
言えないけど、やっぱりダメだな。といいつつ
なにも言わずそっと離れていくケースが多いわけです。

むしろ文句言ってくれたら対処の仕方もあるんですけど
何も言ってこないからトラブルは起きていないと考えるのが
車屋。でも実際は言ってこないだけで結構トラブルは
起きているケースが多いのが修復歴車ですよ。

怖いのは全て修復歴車を売っているわけではなくても
お客さんはあそこは事故車専門というような見方
言い方をするわけです。あそこはダメだよって言うわけです。

これが広がるのは思ったより早いですよ。

事故車をかなり売っていて伸びた、大きくなった会社
見たことあります?僕の知っている限りないですよ
40~50年前、まだそういうことがうるさくなかった
頃ならもしかしたらあったかもしれないですけどね

判断に困ったら歴史をみることですよ
歴史は嘘はつかないです。
良質とは言いにくい商品を扱って伸びた会社は
古今東西、どんな商売でもないはずです。

日本という国単位で考えたって戦後まもない頃
安かろう悪かろうの時代があって輸出がかなり
困難となった時代があったわけですよ

わずかな利益のために信用を失っていくわけですよ。

で、あそこの車屋は信用できないけど安いからあそこで
買うか。ってまあ普通はならないですよね。
人は信用できない所からは絶対のモノは買いませんよ。

悲惨なのは親子ともども何十年もかけて築いてきた
信用でもちょっとした判断ミスで一瞬で信用をなくすと
いうことですよ

一度信用を亡くしてしまったらこれを取り戻すのは
至難ですね。

信用を作るって結局は近道はなくてコツコツ真面目に
やるしかないんですよ

事故車でもなんでも安けりゃいいという考え方
極めて危険ですよ。まあ当たり前の話で
普通はそういう話には乗らないものですが
中にはよく考えずにやってしまう人もいますからね

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