地域一番の中古車販売店を創造するブログ「ネット集客増強研究会」

中古車販売店の経営 仕組みとモチベーション

2013.04.24

こんにちは
中古車販売店の売上アップの組織
集客増強研究会を主宰する大平です。

前回までで中古車販売店の仕組み化という
テーマに沿って少し解説しました。

その中で仕組み化の弊害について若干触れました。
どういうことかと言うと仕組み化を推し進めたとき
全てが次の仕事はこれ、そしてその次はこれと
いうようにベルトコンベアーに乗るように成約が
淡々と行われるために考えない社員を生みやすいという
のが最も重要なポイントになります。

確かにコンビニなどで店員が感情のこもらない声で
淡々とただマニュアルに沿ってしゃべっているだけ
というのを皆さんも経験したことがあると思います。

では逆に仕組み化しないと考える社員が生まれるのでしょうか?
それも違うのではないかと僕は考えます。

つまりどういうことかと言うと仕組み化であれ
モチベーションアップであれ、どちらにしても
経営者が真剣に悩んで考えた結果、やることであり
ほとんどの中古車販売店ではそのどちらもやっていないのが
現状です。

つまり考える経営者がいない会社に考える社員が
生まれるということは可能性として相当小さいわけです。

恐らくマニュアルに沿ってやっているだけの場合
なぜそれをやるのか?どうしてやるのか?何のためにやるのか?
このあたりの動機付けが経営側から社員側にきちんと
メッセージとして伝わっていないことが原因だと
考えられます。

きちんとコミュニケーションすればマニュアル化の
弊害は防げれると僕は考えています。

よく企業は人だ。という経営者がいます。
そのとおりだと思います。確かに結局は企業は人です。
ですが人のモチベーションを上げることで企業を
作り出せる人は極めて稀で特殊な能力を持って
いると僕は考えています。

つまりこれこそが属人性に依存した経営になってしまう
わけですね。

そこにはその特殊な能力を持った経営者がその能力を
元に会社運営しますので再現性がないわけです。

1企業の経営ならそれでも問題ありません。
しかし集客増強研究会という組織は日本中から色々な
中古車販売店の経営者が集まった組織体なわけです。

その時に個人の能力に依存した再現性の低いやり方を
お伝えすることはできないわけですね。
だって誰でもができる方法ではないですから。

僕がお伝えしている方法は一定水準までは誰でもが
導入して効果を出すことができる極めて再現性の高い
方法である必要があるわけです。

そしてそれをお伝えしているわけです。

江副浩正という人使いの名人がいました。
リクルートを作り上げた江副さんですね。

江副さんほどの人使いの名人であってもモチベーション
アップの施策は3ヶ月が限界だったらしいですね。
そのために次から次へと施策を打ち出していったようです。

僕にはこういった特殊な能力はありません。
それゆえに仕組み化し、弊害を防ぐ方法を考え、それを
実践してきたわけですね。

僕自身、モチベーションアップの方法に取り組んで
こなかったわけではありません。

10年ほど前に成果給がはやった時にいち早くセミナーに
通い、教材を山ほど買って真剣に学習し、いち早く
成果給制度を導入しました。

結果は大失敗でした。成果給制度を取り入れた企業は
ことごとく失敗してますよね。

社員のモチベーションは昔のように単純にインセンティブで
上がる時代ではないことを学びました。
遅刻する社員になぜ遅刻したらいけないのか?そこから教育
しなければいけない時代です。簡単ではありませんね。

そういった時代においてある程度まで誰でもが再現性を
もって会社を作り上げることができる方法が仕組み化だと
考えます。

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