車屋が社員を雇用するタイミング
2019.02.02
車屋が社員を雇用するタイミング
これかなり相談多いワードですね
難しい。本当に判断が難しいです。
まず前提条件として社員を雇用しようと
するなら社会保険は確実に完備していないと
募集しても集まらないです。
お前、今更何を言ってるの?って言われるかも
しれないですけど社会保険にきちんと加入して
いなくて募集しようとする経営者もいらっしゃるんですよ
一般的には当たり前と感じると思いますけど
結構、完備していない方もいらっしゃいますよ
まあ普通は社会保険なしで募集って難しいですよね
ですからまずこれが前提条件です。
その上でどのタイミングで雇用するか?
これ社員が現在ゼロの場合と社員が複数いる
場合とでは判断が異なると思うんですね
現在ゼロの場合であれば社長が何から何まで
やっているわけですけど社長の仕事のウェイトとして
社長以外でも出来る単純作業、例えば洗車とか
引き取りとか誰でも出来る作業が社長の
全労働時間の中で40%くらいかなあ。
これを超えてきたら雇用したほうがいいように
思います。
この40%という数字は特に指標的な根拠や
統計的な根拠があるわけじゃないですよ。
根拠はないですけど社長以外でもできる
仕事を社長がやっていたら利益は出ないですから
社長が社長にしかできない仕事にかける
ウェイトはどれだけ少なくても60%は必要じゃ
ないでしょうか。
本当は最低70%と言いたいけど一人親方の場合は
本当にやることが多いんで妥協して60%かなあ
これを超えたら雇用を考えるべきだと思います。
もうひとつの判断方法は営業利益(売上総利益-販管費)
を社長の労働時間で割って時給換算してみるという
方法ですね。
本来月次でやれば結構簡単に出ますけど一人親方の場合
月次決算をしていないケース多いんで単純に営業利益を
12で割ってそれを月間労働時間で割れば比較的簡単に
出ると思います。
単純に社長の給料を労働時間で割っても正確な判断は
出にくいので営業利益で判断するのがいいでしょうね
これで時給換算してみて時給がとても社長が貰うような時給で
なければ社長がやらなければならない以外の部分に時間を
使っているわけですから雇用を考えた方がいいでしょうね
そして社長でなければ出来ない仕事のウェイトを上げていけば
必然的に利益は増えてくるはずですね。
既に複数の社員がいて増員で迷う場合は、会員さんの場合なら
昨年末のマニュアル化セミナー、あれを再度見てマニュアル化を
進めた上での判断でしょうね。
特に増員がメカの場合は例のニュースレターで書いた仕事分解
あれをやった上での判断だと思いますよ。
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