中古車販売、社員の突然の退職
2022.04.01
中古車販売、社員の突然の退職
お気持ちわかります。本当に困りますよね
特に僕たちみたいな商売ってよほどの大規模店舗でない限り
比較的少人数で回しているじゃないですか
5人の社員のうち1人辞めればインパクトは20%ですけど
50人いれば2%ですからとりあえずは凌げますからね
まあ辞めてしまったものは仕方ないですから
新たな採用活動を即時始めるしかないわけですが
問題はなぜ辞めたか?そこですよね
社員の退職自体はそれほど珍しいことでは
ないですけど、突然でなかったとしても
頻繁に退職が起きるというケースでは
何か問題があると考えた方が普通ですよね
ほとんどの方は給与面での不満からの退職と
考えやすいですが給与面からの退職というのは
意外と少ないケースが多いと思いますよ
突然の退職とかあった時に社員側の問題なのか
こちら側の問題なのか?このあたりを明確化して
おかないと同じ問題が繰り返されるわけですね
まず退職の原因を探る上で衛生要因と動機付け要因と
いう2つの大きな要因に分けられるわけです。
これ、僕が考えたわけではなくてハーズバーグと言う
アメリカの心理学者の論文に基づいています。
これ書き出すと1冊の本くらいの分量になるんで
割愛して書きますね。
まず本当に簡単に言うと衛生要因というのは
労働環境と言ってしまっていいと思います。
つまり労働時間や休日、給与、保険関係や
職場がきれいに保たれているか?とか
通勤時間とか、これらの労働環境を
辞めた社員のケースでチェックリストを作って
〇×式で検証してみるんですね。
特に他社を上回っている必要はなく世間並であれば
問題なしという判断で構いません
次に動機付け要因ですね。実は頻繁に退職が起きる
ケースではこちらに問題あることが多いです。
要は働く動機を削ぐような行動ですね
特に社長が創業者の場合が多いです。
事例としては、とにかく怒る、異常に口うるさい
仕事の権限移譲が全くない、社員を信頼しない
細かい、ケチ、物言いがきつい、嫌みだ。横柄な言い方などですね
これ自分のチェックなんでなかなか難しいです。
自分では当たり前と思っているケースが多いわけですが
当たり前じゃない場合、かなり多いです。
これを〇×じゃなくて最低でも3段階評価、通常は5段階評価で
自己チェックしてみるわけですよ
一番いいのはフランクに話が出来る社員がいれば飲みながらでも
どうや?みたいな感じでざっくばらんに意見を聞いて
見ることですね。
で、頻繁に社員の退職が続くケースではここで引っかかって
来るケースがほとんどです。ここで引っかかってこない
ケースでは辞めた社員側の問題と言うケースなんで
同様の問題が起きる可能性は低いわけです。
たまたま社員の退職が続くというケースもあるわけで
どこに原因があるのかわからない場合が多いんで
一度自己チェックしてみることおススメします。
今、なかなか社員採用、難しいじゃないですか
特にメカニックなんか苦労しますよね
転ばぬ先の杖と言うところでしょうか
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