中古車販売と消費税の続き
2013.03.15
こんにちは
中古車販売店専門コンサルタント
ネット集客増強研究会の大平です。
3月8日の記事で消費税の影響に関して
数字を使って説明しますね。
と言ってまだ説明していませんでした。
早く説明しろ!というようなコメントも
頂きました。
実際はもう少し柔らかい言葉ですが
まああまり丁寧なメールでもなかったですね。(笑)
3月8日の記事では確定未来に対して
何もしないということは【どうかしている】
というようなちょっと刺激的な表現をしました。
ではなぜここまで言い切るのか説明しますね。
今後の自動車市場の予測ですが増税後
自動車販売は10%減、中古車マーケットは
25%減というような予測が多いようです。
これはそのように予測している自動車メーカーが
多いということであって、必ずこうなると
言っているわけではありません。
ただし可能性としては高いと思っていますし
少なからず数字は別にして減となることは
間違いないわけでなんらかの対策は絶対に
必要になるということまでは誰しも異論は
ないと思われます。
そこで僕が減少することが解っている
確定未来に対してなにもしないというのは
【どうかしている】といったのは次のような
事情からです。
まず仮に売り上げが25%落ちるという意味が
解っていますか?ということなのです。
例えば100万で車を仕入れて120万で
月に10台売っている中古車屋さんが
あるとしますね
単純計算で粗利は200万ですよね
話を単純化するために変動費は計算しませんよ
いつも言っている固定費が150万と仮定するじゃ
ないですか。そうすると営業利益は50万でしょ
これが売り上げ25%減というと
販売台数は7.5台利益は150万ですよね
固定費は変わらないわけですから営業利益は0
となるわけですよ
つまり売り上げが25%減ということは
営業利益では100%減ということになるわけですよ。
これってめっちゃ恐ろしいと思いませんか?
もちろん売り上げが25%減となると決まったわけでは
ないですよ。
ひょっとしたら30%かもしれないし15%かもしれない
でも売り上げ減となることはほぼ間違いない
確定未来なわけですよ。
確定未来に対して何も対策を取ろうとしないことが
最も恐ろしいことであってその対策というのは
今から学習して会社を強化するでもいいわけだし
在庫を並べる店なら前回、紹介したような方法でも
いいわけですよね。
もっともまずいのがリスクにもチャンスにも
何もしないことがまずいわけです。
ただ現実的な話としてこのブログを読んでいるような
方はかなり勉強熱心であり、変化を恐れない人が
多いんですね。
ただ一人ではなかなか動きにくい
だから重要なことは集研でなくてもいいので
そういった勉強熱心な人が集まるコミュニティに
自分を置いておくことですよ。
そうすれば消費税の話は常に話題に出て
必ず対策が出てくるはずですからね。
今度の増税ではデフレ対策のために前回あったような
消費税還元セールは禁止という話も出ていますよ
企業にはアメとムチですよ。
今度の増税、なめたらいかんですよ。
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