車屋、自社のターゲットの決め方

2025.04.25

車屋、自社のターゲットの決め方
なんか文字にすると難しそうな気がしますが
それほど難しくはないです
実はデータみなさん既に持っているはずですから

どこのお店でも過去3年くらいの販売データ
つまりどこに住む人にいくらでどんな車を
販売したか?データありますよね

これ引っ張り出してくるんですよ
で、例えばAミニバン Bセダン Cクロカン Dコンパクト
などで分類してみるんですよ
そうするとボリュームゾーンが出てくるじゃないですか
このボリュームゾーンの上2つくらいが
カテゴリー別のメインターゲットと考えて
いいわけですよ

さらにこの上位2つの販売価格の
アベレージ出してみるわけですよ
そうすると自社に強みがあるカテゴリーと
価格帯が出てくるじゃないですか

最後にやるのがターゲットエリアの選定なんですよ
これちょっとコツが必要です

例えば都内と地方では1時間という同じ時間で
あっても走れる距離が全く異なりますよね
都内であれば道は混んでるし、信号も
多いのでさほど距離は走れないけど
地方であれば1時間走れば相当な距離
走れますよね

地方でも途中に橋があるとか踏切が
あるとかでも同じ時間でも走れる距離
変わってきますよね

このターゲットエリアは時間で〇分以内とか
決めるわけです。そして〇分以内か以外かを
AとBで分けて以内のユーザーを地図上に
プロットしていくわけですよ
そうすると自社のターゲットエリアは大体
決まってきます。

この3つでおおよそのカテゴリー、価格、エリア
絞れてくるわけですね

さてここまでわかった上で今後どうしたらいいか?
2つの判断基準があるんですよ

ひとつの判断基準は自分が目標としているような
充分な利益が出ているか?
もうひとつは仮に創業から5年以上経過していて
社員が増えていないケース

後者の場合、理由があるんですよ
一般に起業から5年で90%の会社は消えていくと
言われているんですね。
それをなんとか乗り切ったわけですが5年生き残ったと
いうことは会社自体は普通はもう社員増やさないと
回らない状態になっているはずなんですね
それが社員が増えていないとすると今のまま同じこと
やっていたら10年後も間違いなく同じなんですよ
なぜなら5年変化してないのが急には変わらないわけです
いや社員を増やすことは目的ではないですよ
できれば増やしたくないという方もいらっしゃると
思います。ですが増やさないと回らないのが普通と
いうか自然とそうなってしまうものなんです。

充分な利益確保が出来ない、5年前と変わってない
理由として考えられるのは2つです
ひとつは低価格帯の車を売っている。中古車屋は
利益率ではなく利益幅の商売ですから利幅は取れないわけです
もうひとつはエリアターゲットがターゲットエリア以外に
売っているケースが多い

これどちらにも共通しているのはリピートしにくい
ユーザーなんです。
中古車販売という商売で稼ごうとしたらストックビジネス
に持ち込む以外、きちんとした利益を上げ続けていくのは
不可能なんです。常に新規を追うフローのモデルやってたら
きちんとした利益を上げ続けて、会社を発展させて
いくのは不可能なんですね。一度チェックしてみると
いいですよ

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