日産に学ぶ経営者の能力差
2025.07.11
日産、業績の悪化から
横浜本社の売却検討から始まって
7工場の閉鎖とか2万人削減など
すさまじいことになってますね
それに伴い内田社長は退任
副社長3人も交代
2019年12月に社長に就任した内田社長
例のカルロス、ゴーン時代の拡大路線の
転換を図ることで業績の立て直しを
進めて2023年度の決算では最終利益
4000億円を超える水準にまで
一時は回復していたようですね
しかしながら今年度に入ると
800億円の最終赤字
一部では内田社長は3年間
何もやってこなかったという声も
出ているようですね
日産が落ち込んだ最大の原因は
あくまでも私見ですけど
拡大路線の転換を図るという
この部分に全てあるのではないかと思います
どういうことかというと拡大路線の
転換というのは今、既に起きていること
これの訂正ということなんですよ
もっとわかりやすく説明すると
父親から会社を継いだとしますよね
経費を見てみたら広告宣伝費が毎月
50万出ている。この50万の出費を取りやめる
そうすると年間で600万浮いてくるわけですよ
通常、宣伝広告って止めてもすぐに売り上げが
落ちるわけではないんですよ。
ジワジワって時間をかけて効いてくるわけですよ
それに何より既に目の前にあるものを止めれば
いいわけですから何も考えなくてすむわけですよ
一方先代がやっていた広告宣伝というのは
原稿を考えたり、回数を考えたり
創造が必要な作業なわけですよ
つまりここで言いたいのは拡大路線というのは
考えないとできないですが拡大路線の転換と
いうのは既にやっていることを取りやめるわけ
ですからさほど考えなくていいわけですよ
創造が必要な作業ではないわけです
このあたりが一時的に利益が出ても
結果大赤字に転落した理由だと思います